最悪ゲームから徹底的に永遠に除去
AWOL (2)(白)
インスタント

攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをゲーム外領域から取り除き、最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置く。



戦乱のゼンディカーで登場する「昇華者」は、追放領域のカードを墓地に置くことによって能力が誘発する。「嚥下」と組み合わせて使ってくださいねーってことなんだろうけど、その強さの是非はともかく、「追放したカードが通常の領域に戻ってくる」ことが安易なものになってしまうのはいかがなものだろう。


もちろんこれまでにも追放領域から戻ってくるカードは存在していて、最近でいえば奔流の精霊や霧虚ろのグリフィンとか、古くはジャッジメントの願いシリーズとか。現在のルールでは追放領域のカードを願いで参照することは不可能だけど、これがでた当時はミラーリでコピーして呪文を延々と使いまわすウェイクなんてデッキもあった。

ただ、個人的な印象では、これらのカードは例外的というか特殊な例というものであって、追放領域の基本的な扱いとしては「ゲーム中は2度と戻ってこられない場所」だったと思う。それこそ昔は「ゲームから取り除く」なんて記述されていたくらいだし。

だから、「昇華者」という新しいキーワードを作ってまで追放領域から戻す要素を増やしてしまうことは(本当に個人的な意見としてだけれど)好ましくない。

結局それは、追放領域が「墓地よりちょっと使いづらい墓地」程度の意味しか持たなくなってしまうのではないかなぁと。MTGWikiを見たらマローも「第2の墓地」という言葉でそれを危惧していたらしい。

もし「昇華」することがエルドラージのフレーバーを表現したものとか、そういう理由があれば納得はできるけど…。追放領域の参照が増えることで、実際のゲーム中に墓地と混合してしまうミスも増えないだろうか。


そのうち、本来の追放領域の役割を持たせた新しい領域、すなわち「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去」領域がジョークでなく本当に登場してしまうことになる?…なんてね。

コメント

ハイバネ
ハイバネ
2015年9月18日9:49

追放領域も参照しすぎると、まるで某遊戯王のようなゲームになっちゃいますね。
死儀礼で墓地と追放領域をグルグルとか考えたくも無いです。^^;

ガル
2015年9月18日19:54

>ハイバネさん
せめてライブラリーに戻るとかだったら再利用が難しいんですけど、墓地と行き来するとなるとただの領域移動程度の認識になっちゃいますよね。。。

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